
19歳までに手に入れる 7つの武器 (幻冬舎単行本)
樺沢紫苑
幻冬舎 / 2024-06-05
この本について
何かうまくやりたい気持ちはあるのに、気づけばスマホに流されて終わっていたり、ちょっとした失敗で気持ちが折れてしまったり、人と話す勇気が出なかったり。大ごとではないけれど、じわじわ効いてくる悩みってありますよね。放置していると「自分は何もできないんじゃないか」と視野が狭くなっていく感じも、正直わかります。 この本が面白いのは、そういうモヤモヤを「気合いでなんとかしろ」とは言わないところです。まずは睡眠・運動・食事で土台を整えると、脳がちゃんと働き始める。すると、転んでも立ち上がれるしなやかさが少しずつ戻ってくる。しかも、著者が言うレジリエンスは“我慢強さ”ではないので、自分をすり減らす必要もありません。さらに、人とつながることの重要性をかなり具体的に書いていて、オキシトシンの話や「つながりすぎると逆効果」という冷静な視点もあって、妙な説教っぽさがないのも読みやすかったです。 もうひとつ、この本が刺さりやすいのは「行動まで持っていく導線」が丁寧なところだと思います。運動直後の3時間が記憶の吸収率が高いとか、インプット3割・アウトプット7割がちょうどいいとか、いまの生活にそのまま混ぜられる話が多いんですよね。小さく試してみると、「あ、自分でもできるかも」という感覚がほんの少し芽生えて、それが次の行動の燃料になる。 自分のペースで前に進みたいけど、何から整えればいいのか迷っている人に向いている一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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