ヨムナビ
弱い円の正体 仮面の黒字国・日本 (日経プレミアシリーズ)

弱い円の正体 仮面の黒字国・日本 (日経プレミアシリーズ)

唐鎌大輔

日経BP / 2024-07-10

累計読者数15
平均ハイライト数 28件/人
推定読了時間 約5時間32分
star総合評価 70/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 39%

この本について

最近、円安のニュースを見るたびに「結局、金利だけ見てればいいのか」「日本の何が変わったんだろう」と考え込むことが増えました。数字は追っているつもりなのに、どうも腑に落ちない。そんなモヤモヤを少し整理してくれたのが、この本でした。 読んでみて一番ハッとしたのは、為替が金利じゃなく需給で動いている場面が増えているという指摘です。米金利が下がれば円高、という昔の感覚だけでは説明できない背景が、国際収支の構造変化として淡々と描かれていきます。また、「成熟した債権国」になった日本が、財ではなく過去の投資の回収で外貨を稼ぐ段階に移ったという視点も、自分の中の古い理解を更新してくれました。 さらに、サービス収支やデジタル赤字の話は、普段の生活からは見えにくいのに、為替需給にじわじわ効いてくる部分として妙に実感がありました。研究開発が海外に流れていたり、家計の投資意欲が外貨に向かいやすい構造があったり、個人の行動と大きな為替の流れがつながっていく感じがあります。 円安に関する情報が増えすぎて、何を信じていいか分からなくなっている人ほど、この本の落ち着いた視点は効くと思います。結論を急がず、長い時間軸で「日本の何が変わっているのか」を見たい人に向く一冊です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

唐鎌大輔の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「長引く円安」の真因に迫る――どこから外貨が流出しているのか? 【著者より】 経常収支黒字国や対外純資産国というステータスは一見して円の強さを担保する「仮面」のようなものであり、「正体」としてはCFが流出していたり、黒字にもかかわらず外貨のまま戻ってこなくなったりしているという実情がある。その意味で、日本は「仮面の黒字国」とも言える状況にあり、統計上の数字からだけでは見えてこない「正体」に迫る努力が必要というのが筆者の問題意識である。”
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要