
教育ビジネス
宮田純也
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2025-06-27
この本について
最近、教育まわりのニュースを追っていると「何が正解なのか分からない」という感覚に襲われませんか。学校の役割は変わるし、AI が入ってきて仕事像も揺れるし、不登校や貧困のデータも重い。自分が親でも教師でもなくても、社会全体の問題として無視できないのに、どこから考えればいいのか分からないまま時間だけが流れていく。僕もずっとそのモヤモヤを抱えていました。 この本は、難しいスローガンで背中を押すタイプではなく、教育の歴史・制度・現場の課題を淡々と説明してくれる一冊です。たとえば、子どもの権利条約が実際に学校現場でどんな意味を持つのか、公教育と私教育がどう役割分担してきたのか、DX や個別最適な学びが“理念で終わらないために何が必要なのか”といった視点が整理されていて、点で捉えていた情報が少しずつ線につながります。知行合一や計画的偶発性の話も、キャリア論としてではなく「教育が個人の人生にどう影響を与えているか」という文脈で語られるので、不思議と腹落ちしやすいです。 正解を押しつけてくるわけではありませんが、自分が「どこに立って、何を選ぶべきか」を考えるための地図のような役割を果たしてくれます。教育の話題に振り回されている大人、もしくは現場にいるけれど一度俯瞰したい人には特に刺さると思います。僕自身、読み終えたあとに、ニュースや制度の変化を前より落ち着いて受け止められるようになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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