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なぜあの人は同じミスを何度もするのか (日経プレミアシリーズ)

なぜあの人は同じミスを何度もするのか (日経プレミアシリーズ)

榎本博明

日経BP / 2025-07-22

累計読者数3
平均ハイライト数 11件/人
推定読了時間 約2時間28分
star総合評価 50/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 39%

この本について

仕事でも私生活でも、同じミスを繰り返してしまうときってありますよね。自分でも理由がはっきりしないまま、「またやってしまった…」と気分だけが沈んでいく。振り返ろうとしても、なぜかネガティブな記憶ばかり思い出されて、自分はこういう人間なんだと決めつけてしまう。そういうとき、実は「記憶の扱い方」そのものがズレているだけだったりします。 この本が腑に落ちるのは、過去の出来事の記憶が必ずしも事実の写しではなく、今の気分や思い込みに引っぱられて歪む、という点を丁寧に説明してくれるところです。思い返せば、落ち込んでいるときほど失敗のシーンばかりがクリアに蘇るし、逆に前向きなときは小さな成功も拾いやすい。これは性格ではなく心理の働きによるもので、そこを理解すると「じゃあ、どう振り返ればいいか」が見えてきます。たとえば、自分のやり方を客観的にチェックするメタ認知を働かせることや、記憶を引き出すときに「何を」「どこで」といった具体的な手がかりを使うことで、過去の景色そのものが変わってくる。すると、自伝的な自分像も少しずつ書き換わっていきます。 同じパターンにハマりがちな人ほど、ミスの原因はスキル不足ではなく「気分一致効果」や「記銘のクセ」にあると知るだけで道が開けます。必要なのは、自分を責めることではなく、記憶とのつき合い方をちょっと整えること。この本は、そのための現実的な視点をくれます。 自分の失敗パターンに名前をつけられずにモヤモヤしている人に、とくに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

何度言っても同じミスをする、忘れてはいけない重要な約束を忘れる、昨日と今日で意見が180度変わってしまう、思い込みが激しく話を聞いてくれない……身近なあの人の困った癖も、「記憶」の深層を知ることで対処のヒントが見えるかもしれません。思うようにいかない他人や自分との付き合い方を、心理学的見地から模索します。 【本書の内容から】 ●仕事で致命的な失敗をする人に共通する弱点 ●忘れ物ばかりなのにテストでは優秀な小学生 ●愚痴の多い人はほんとうにひどい目に遭っているのか ●ちゃんと報告しているのに「そんなこと聞いてない」 ●自分が期待していることは、「聞いたつもり」になってしまう ●30代になると流行りの歌が覚えられなくなるのはなぜか
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