
「指示通り」ができない人たち (日経プレミアシリーズ)
榎本博明
日経BP / 2024-03-12
累計読者数7
平均ハイライト数 19.1件/人
推定読了時間 約2時間20分
star総合評価 55/100
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この本について
仕事で「指示は聞いたはずなのに、なぜか抜ける」「人に説明すると途中で迷子になる」「相手の言っている理屈が急にわからなくなる」。こういうモヤモヤって、自分の根性とか注意力の問題だと思いがちですが、読んでみると、もっと静かで地味な“思考のクセ”が背景にあることが多いんだなと感じました。 この本が面白いのは、「できていない人」を責めるのではなく、脳の処理やメタ認知の弱さをどう補うか、すごく具体的に書いてくれているところです。例えば、複数の指示を同時に処理できないなら紙に書いて渡すとか、メモする習慣を一緒につくるとか、文章を矢印でつないで流れを可視化するとか。どれも現場でそのまま使える工夫ばかりで、自分自身の仕事の詰まりにも当てはまってドキッとしました。自分のやり方が間違っているかもしれないときに、つい「否定された」と受け取ってしまう場面も、メタ認知が弱っているサインだと説明されると、ちょっと気持ちが楽になります。 特に刺さったのは、読書や言語化の練習が、他者の視点を取り込む力まで伸ばすという話です。仕事のつまずきとコミュニケーションのすれ違いが、実は同じ根っこでつながっていると気づけるのは大きかったです。 自分や後輩の「なぜかうまくいかない」の理由をもう少し丁寧に見たい人に向いている本だと思います。焦らず、地道にやり方を見直したいときにちょうどいい一冊です。
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出版社による紹介
●なんでそうなるの? 自分の力量に気づかず、「できる人」のようにふるまって迷惑をかける人、取引先に一緒に行っても、まったく違う理解で物事を進めてしまう人、状況の変化に対応できず、すぐにパニックになってしまう人、そもそも「指示通り」に動くことが難しい人……。そういう職場にいる人たちを紹介しながら、その改善策も一緒に考えていく本。 そういう人たちの深層心理を理解することで、改善策にも近づくことができる。様々なケースをもとに、心理学博士の著者とその上司の会話で文章を展開。 ●周囲にこんな人はいないだろうか? アドバイスを意地悪と受け止める/自分はできる社員と思い込んでいる/すぐにパニックになる/評価してもらえないとすぐヤケになる/「指示通り」に動くのも難しい/すぐに記憶がなくなる/意欲が空回りする など
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