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双調平家物語1 序の巻 飛鳥の巻 (中公文庫)

双調平家物語1 序の巻 飛鳥の巻 (中公文庫)

橋本治

中央公論新社 / 2009-04

累計読者数3
平均ハイライト数 17.7件/人
推定読了時間 約6時間47分
star総合評価 56/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 42%

この本について

日々のニュースや仕事の会議で、人の思惑が入り乱れる感じにちょっと疲れることがあって、「この混沌って前にもどこかで見たよな…」と思うことがありませんか。自分の立場も気分も揺れやすい中で、ものごとの背景や力関係をもう少し深く読めたらと思うけれど、歴史書を開くと固さに挫折する、という悩みはよくあります。 『双調平家物語』を読んだ人が保存している言葉を見ると、賊魁や権臣のような権力をめぐる語、奢侈や巧緻といった暮らしの質感に触れる語、さらには沙羅や幽居のように静謐な景色が立ち上がる語まで、とにかく「時代の空気を丸ごと掴む」部分に反応しているように見えます。橋本治の語りは、難しい言葉をただ並べるのではなく、その言葉を通して当時の人の癇性や煩瑣なやりとりまで立ち上がらせてくれるので、読み進めるほどに自分の周りの人間関係や判断の癖まで照らされる感じがあるんですよね。 たとえば、権力を握る側がどんな論理で動き、少数が多数をどう翻弄するのかという視点は、現代の組織での衆寡の構図を読み解く手がかりにもなるし、奢侈や高雅といった価値観の揺れを追うことで、「自分が今何に振り回されているのか」を少し客観的に見られるようになります。歴史の人物を遠い存在として眺めるのではなく、人としての弱さも含めて「こういう人、今もいるよな」と思えるのがこの本の効き方です。 言葉の質感から時代と人間をつかみたい人にしっくりきます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

これは、「栄華」という幻想に憑かれた男達の物語である。話は、平清盛から始まらず、その栄華の原型を作った藤原氏、更には、本朝が範とした中国の叛臣伝から始まる。秦の趙高、漢の王莽、梁の朱〓(い)、唐の安禄山。彼等は真実、叛臣なのか。そして、万世一系の我が朝に、果たして真実、叛臣はあるのか。
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