
禁煙セラピー
アレン·カー
この本について
タバコをやめたい気持ちはあるのに、仕事の合間の一本や、ふと押し寄せる「吸えないと不安」という感覚に振り回されることってありますよね。僕も同じで、結局ニコチンというより“怖さ”のほうに縛られているんだと気づくまで、何度も行ったり来たりしていました。 『禁煙セラピー』が効いたのは、この“不安の正体”をかなり具体的に見せてくれるところです。たとえば、喫煙していると集中力が落ちて、退屈や無気力を自分で増幅させていたり、吸えない状況に入るとパニックみたいな感覚が出るのは、依存しているからではなく「依存していると思い込んでいるから」だとか。著者自身が試験中にタバコが吸えなくてパニックになりかけた話など、喫煙のメンタル面をかなりリアルに描いています。読んでいくと、禁煙は精神力の勝負ではなく、思い込みをひっくり返す作業なんだと腑に落ちてきます。 もうひとつ大きかったのは、「喫煙者をうらやむ必要はない」という視点。パーティーに行っても苦しいのはむしろ喫煙者側で、自分はすでに“自由側”に立っているという感覚を持てるようになると、吸いたい気持ちも恐怖ではなく安心に変わっていきました。禁煙後に元気が戻ってきたという話も、実際に行動レベルの変化としてイメージしやすくて、未来をポジティブに考えやすいです。 タバコをやめるか迷っている人、あるいは「また失敗するかも」と思って自分を責めがちな人に特に刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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