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編集者という病い

編集者という病い

見城徹

累計読者数9
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約6時間56分
star総合評価 32/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 19%

この本について

仕事に向き合っていると、ふと「このまま惰性で続けてしまうんじゃないか」と不安になる瞬間があります。経験が増えるほど楽になるはずなのに、逆に自分の輪郭がぼやけていくような感覚というか。やるべきことは分かっていても、一歩踏み出す力が足りない。そんなときに、この本のいくつかの言葉が妙に心に残りました。 見城徹の語る「暗闇のなかでのジャンプ」は、勢いとか根性論ではなく、曖昧なまま立ち止まってしまう僕らの背中を少しだけ押すニュアンスがあります。論理より先に“感じること”から仕事が動き出すという話や、売れるコンテンツの四要素のように、現場を歩き続けた人の実感に基づいた視点が多いのも読みやすい理由でした。そして、年齢や実績が積み重なるほど人は「のたうち回らなくなる」というくだりは、耳が痛いけれど、どこかホッとする部分もあります。停滞の理由を外ではなく、自分のなかの鈍さに置き直せるからです。 さらに心に残ったのは、「一番書きたくないものこそが表現者にとっての核心」という考え方で、これは別にクリエイターに限った話じゃないと思いました。仕事でも人生でも、本当に向き合うべきテーマはたいてい避けたい場所にある。その事実を見城さん自身の迷いや逡巡ごと書いてくれているので、読んでいて変な力みが抜けます。 自分の仕事に“濃さ”を取り戻したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「顰蹙は金を出してでも買え」「新しく出ていく者が無謀をやらなくて一体何が変わるだろうか」。百人中百人が失敗を予見する中、幻冬舎を創立し、常識破りの戦術で上場企業に押し上げた著者。その根底には文学に対する熱い想いがある。作家、ミュージシャン、演劇家などさまざまなジャンルの表現者との濃密な交流は、まさに終わりなきデスマッチ。痛みのないところに前進はない。精神の格闘家、激闘の記録。
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