
投資は「きれいごと」で成功する
新井和宏
ダイヤモンド社 / 2015-04-16
この本について
投資の話になると、どうしても「数字で説明できることだけが正しい」とか、「下がったら即売りが正解なんじゃないか」とか、そんな空気に引っ張られがちです。僕もそうでした。合理的に考えているつもりなのに、心のどこかでいつもザワザワして、結局は自分の判断に自信が持てないまま動いてしまう。あの居心地の悪さ、わかる人多いと思います。 この本は、そのモヤモヤを力技で解消するのではなく、まったく別の角度から揺さぶってきます。著者が言っているのは、「投資の軸を科学からまごころへ戻す」という、一見遠回りに見える姿勢です。たとえば、格付けや数式に頼り切った結果、かえって目利きの力が失われていった話や、信頼の輪をベースにした運用が何を生むのか、そして「たとえ下がっても持ち続けられるのは、信頼しているからだ」という感覚のリアルさ。どれも机上の理屈というより、人としてどう判断するかに近い話なんですよね。 読んでいるうちに、「自分は何を見て投資しているんだっけ?」という視点が静かに戻ってきます。企業を“知る”ことでリスクが減る、競合同士をむしろ協力関係にしていくという姿勢、投資家と企業がお互いに締め直されるような関係性。投資をしているというより、経営に関わる小さな当事者になる感覚に近いかもしれません。 数字より“確かさ”を探してしまう人、下がったときに毎回心が折れそうになる人には、とても静かに効く本だと思います。僕自身、読み終えたあとにようやく「長期って、こういうことか」と腹に落ちました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





