
決算書はここだけ読め! キャッシュ・フロー計算書編 (講談社現代新書)
前川修満
この本について
決算書を読むたびに、「黒字って書いてあるのに、この会社ほんとに大丈夫なのか…?」みたいなモヤモヤを抱えることが多いんですよね。数字は並んでいるのに、実態がつかめない感じ。僕自身、損益計算書だけを見て安心していた時期があって、あとから「キャッシュが減ってるじゃん」と気づいて冷や汗をかいたことがあります。 この本は、そのズレを埋めてくれる一冊でした。特に刺さったのは、営業キャッシュフローを見るだけで“会社が自分の事業でお金を生み出しているか”が一発でわかるという視点です。黒字でも営業CFがマイナスなら資金繰りは苦しい、という当たり前のようで見落としがちな話が、具体例つきで腑に落ちました。さらに、借金や在庫が多い状態がなぜ危険なのか、デフレとインフレで経営の考え方がどう変わるのか、といった背景までつながっていくので、単に読み方を覚えるだけで終わらないのがありがたいところです。 そしてもうひとつ大きかったのは、「完璧に理解しようとしなくていい」という著者の姿勢です。ざっくりでも営業・投資・財務の流れを追えるようになるだけで、見える世界が変わる。実際、僕もこの本を読んでから、決算書を見るときにまず営業CFの欄を探す癖がつき、投資CFのマイナスが“攻めなのか無理なのか”を考えられるようになりました。 会社の数字に苦手意識がある人よりも、「数字は読めるつもりだけど、実態のつかみ方に自信が持てない」というタイプの人に特に刺さると思います。キャッシュを軸に決算書を見るだけで、判断の迷いが一段軽くなります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
読書の順序
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