
活性酸素とスカベンジャー: 山本義徳 業績集 5
山本義徳
この本について
運動すると体が軽くなる日もあれば、逆に疲れが抜けず「これって年齢なのか…」と妙に不安になる日もあります。サプリを足せば良いのか、食事を変えるべきなのか、そもそも何が起きているのか分からないまま手探りで続けてしまう。僕もずっとその状態でした。 この本が面白いのは、「活性酸素」という曖昧な言葉の中身を、かなり現実的なレベルまで分解してくれるところです。例えば、運動で活性酸素が増えるのは悪いことではなく、むしろ抗酸化能力を底上げする側面があること。逆に、ハードすぎる運動だとそのバランスが崩れること。こういう線引きが分かるだけで、日々のトレーニングの負荷を決める基準が少しだけ明確になります。 また、ビタミンCやE、CoQ10のような栄養素が「なんとなく良さそう」ではなく、どの場面で役立つのかが具体的に書かれているのも助かりました。単独で摂ると逆効果になるケース、組み合わせないと意味が薄いケース、年齢によって必要性が変わるケース…。サプリに頼るかどうかの判断が、感覚ではなく状況で決められるようになります。 腸の調子が悪いと他の努力が無駄になる、という一文も個人的には刺さりました。疲れやすさや回復の遅れって、筋肉の問題だけじゃないんですよね。日常のコンディションと運動のつながりを、ようやく立体的に理解できた気がしました。 トレーニングの結果が安定しない人、年齢とともに回復が読めなくなってきた人には特にしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
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