
ROIC経営 稼ぐ力の創造と戦略的対話 (日本経済新聞出版)
KPMGFAS and あずさ監査法人
日経BP / 2017-11-16
この本について
資本効率の話になると「結局、何をどう見ればいいのか…」と毎回もやっとすることが多いと思います。特に、営業利益や売上だけを追っていると、投資家が何を重視しているのか自分の視点と噛み合わなくなる瞬間があります。私も同じで、投資判断や事業評価の会話の中で、どこを基準に話せばいいのか迷子になりがちでした。 この本は、ROICという指標そのものよりも、企業と投資家の目線がズレる背景を丁寧にほどいてくれるところに価値があります。例えば、資本コストを意識しないまま投資が膨らみ続けると何が起きるのか、逆にROICばかりに寄りすぎたときに何を見落とすのか、といった“実務で本当に起きている問題”がかなり具体的に描かれています。また、株主構成の変化や機関投資家の失望がなぜ生まれたのか、その現実を踏まえたうえで「企業価値とはどこで決まるのか」を静かに教えてくれる本でもあります。 個人的には、フロー指標だけで経営を語る限界や、逆にROIC一本足打法の危うさをどう補完するか、といった“現場で使うときの温度感”に救われました。ROICを導入したら一気に経営が変わる、という単純な話ではなく、社内教育や評価制度まで含めて初めて意味が出るという現実的な視点が貫かれているのも安心できます。 数字の議論にどこか不安を抱えている人、投資家との対話で「何か噛み合わない」と感じている人に特に刺さるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt![企業価値評価 第7版[上]――バリュエーションの理論と実践【ダウンロードコンテンツ無し】](https://m.media-amazon.com/images/I/71flzSLKYWL._SY500.jpg)
企業価値評価 第7版[上]――バリュエーションの理論と実践【ダウンロードコンテンツ無し】
マッキンゼー・アンド・カンパニー, ティム・コラー, マーク・フーカート, デイビット・ウェッセルズ, and マッキンゼー・コーポレート・ファイナンス・グループ

企業価値向上のための 経営指標大全
大津 広一

P/Lだけじゃない事業ポートフォリオ改革 ROIC 超入門
松永博樹 and 伊藤学

新解釈 コーポレートファイナンス理論――「企業価値を拡大すべき」って本当ですか?
宮川 壽夫
![企業価値評価 第6版[上]――バリュエーションの理論と実践【CD-ROM無し】](https://m.media-amazon.com/images/I/81pMP7IzlkL._SY500.jpg)
企業価値評価 第6版[上]――バリュエーションの理論と実践【CD-ROM無し】
マッキンゼー・アンド・カンパニー、ティム・コラー、マーク・フーカート、デイビッド・ウェッセルズ、マッキンゼー・コーポレート・ファイナンス・グループ
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要