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日本史のツボ (文春新書)

日本史のツボ (文春新書)

本郷 和人

文藝春秋 / 2018

累計読者数4
平均ハイライト数 37.5件/人
推定読了時間 約4時間26分
star総合評価 65/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 24%

この本について

歴史を勉強しているつもりなのに、「結局、日本の権力ってどう動いてきたんだっけ?」と立ち止まることがよくあります。天皇と幕府の関係も、律令制の崩れ方も、戦国大名の出現も、つながっているようでつながらない。自分もずっとそのモヤモヤを抱えていたのですが、この本はその“つながらなさ”に風が通る感じがありました。 読んでいて印象的だったのは、権力の転換点が、人物のキャラや名シーンではなく、「土地の扱い」と「外圧」の変化から説明されていくところです。たとえば、戦国大名が画期的だった理由を、領国の土地の安堵を自力で完結させる仕組みによって整理してくれる。あるいは、天武天皇が東国を基盤に勝ち切った背景に、白村江後の西国疲弊があったという、地理と状況の読み。こういう“現場の事情”を押さえると、単語が一気に線でつながっていきます。 さらに、天皇家が外来文化を受け入れながら日本文化を形づくったプロセスや、宗教と外圧が歴史の転換期とリンクしている点も、今の自分の「なぜこの国はこうなったのか」という関心に刺さりました。偉人伝ではなく、システムと環境で読み解く日本史という立ち位置がとても現実的です。 通史をなぞってきたけれど腑に落ちきれていない人、点と点が散らばったままの人には、静かに効いてくる本だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

七つのツボを押さえれば、歴史の流れが一気につかめる。最もコンパクトな通史の登場。古代の「関東」は美濃から始まった?なぜ日本は世襲社会なのか?毛利、北条には独立政権の可能性があった?ヤマト朝廷の成立から明治維新まで、人気歴史学者が明快に日本史を解き明かす。
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