
群れるな
寺山 修司
興陽館 / 20171110
累計読者数4
平均ハイライト数 8.5件/人
推定読了時間 約3時間48分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 37%
この本について
人と比べて落ち込んだり、場の空気に飲まれて自分の意見を引っこめたり。頭では「もっと自由に生きたい」と思っていても、実際にはどこかで遠慮してしまうこと、けっこうあると思うんです。僕もその一人で、集団の中にいると、知らないうちに“正しさ”に寄りかかってしまう瞬間がよくあります。 寺山修司の『群れるな』は、そんなときに読んで息を吸い直せる一冊でした。彼の言う「人は弱いから群れるのではない。群れるから弱くなる」という言葉は、強がりではなく、もっと素朴な「まず一度、自分の足で立ってみろよ」という呼びかけに近い。たとえば「雑種であることを恥じてコンプレックスに罹る」という指摘は、他人の物差しを握りしめて自分を測ってしまう癖に気づかせてくれますし、「旅するとは風景を捨てること」という一文は、環境や関係性を一度ゆるめることで、自分の形が見えてくる感覚に近いものを思い出させてくれます。 この本の効き目は、派手な成功論ではなく、日常の中でかすかに感じていた違和感を「そのままにしなくていい」と教えてくれるところにあります。言葉が鋭くても、読後に残るのは、突き放しではなく「疑問符を持ったまま進んでいい」という柔らかさです。思い切り迷っている人にほど、すっと入る本だと思います。
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出版社による紹介
【没後35周年記念出版】
・ふりむくな、ふりむくな、後ろに夢はない。
20歳のときに重病ネフローゼが発症、自分が若くして死ぬことを知りながら、
47歳最後の瞬間まで生き抜いた「言葉の錬金術師」寺山修司のベスト・メッセージ!
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