
Tapスマホで買ってしまう9つの理由
アニンディヤ・ゴーシュ and 加藤 万里子
日経BP / 2018-11-21
この本について
スマホで広告を見かけるたびに、「タイミング悪いんだよな…」「情報は欲しいけど、押しつけられるのはしんどい」とモヤっとすることが多いと思います。自分が届ける側に回ったときも同じで、せっかく発信しても相手にとって邪魔になっていないか不安になる。自分もずっとこの悩みを抱えていて、どう距離感を取ればいいのか分からないまま手探りでやってきました。 この本が面白いのは、そういう“人間として当たり前の反応”を、データを通して具体的に説明してくれるところです。たとえば午前中は実用的な判断モード、午後は気持ちがゆるむモードになりやすいから、同じ商品でも見せ方を変えるだけで反応が変わるという話。通勤中の人は一つのオファーしか処理したくないのに、家にいる人はむしろ選択肢が多いほうが動くという話。こういう細かい“状況の違い”を知るだけで、無駄に押しつけたり、逆に遠慮しすぎたりするズレが減っていく感覚がありました。 結局、スマホの中ではみんな忙しくて、でも必要な情報は逃したくない。だからこそ「どの瞬間に、どんな気分で、その人がそこにいるか」を少し想像できるだけで、こちらの届け方もだいぶ変わるはずです。マーケティングの本というより、人間の行動を丁寧に読み解くための道具がそろっている一冊でした。 いまの発信が「なんとなく届かない気がする」と感じている人には特に刺さると思います。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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