ヨムナビ
木曜組曲 〈新装版〉 (徳間文庫)

木曜組曲 〈新装版〉 (徳間文庫)

恩田陸

累計読者数3
平均ハイライト数 9.3件/人
star総合評価 47/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 31%

この本について

人間関係の小さな刺さりとか、比べるつもりがないのに比べてしまう感じって、日常のどこかでふっと顔を出しますよね。相手がどう思っているかは分からないのに、自分の方だけ勝手にザワザワしてしまうあの感じ。仕事でも創作でも、誰かの「才能」や「余裕」に触れた瞬間に落ち着かなくなることって、僕もけっこうあります。 『木曜組曲』は、そういう心のざらつきを妙に正直に描いてくるところが刺さるんですよね。作家仲間同士の張り合いや、言葉にしづらい嫉妬や劣等感、理性では分かっているのに感情だけが追いつかないあの温度差。登場人物たちの会話が、そのまま自分の胸の内を代弁してくれているように感じる場面が何度もありました。誰かを嫌いになるより、自分の世界から静かに遮断してしまう女性たちのたくましさも、変に美化されていなくてリアルです。 ミステリーの形はしているけれど、「人の心って面倒くさいよね」という前提に寄り添ったまま物語が進むので、読む側も妙に安心します。完璧じゃないまま生きている同士の会話を横で聞いているような、そんな距離感です。創作をしている人はもちろん、仕事でも人間関係でも“比べて疲れがちな人”に静かに刺さると思います。 自分のモヤモヤを言語化したいときにそっと開きたくなる一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

恩田陸の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要