
部下に9割任せる!
吉田幸弘
フォレスト出版 / 2019-04-10
この本について
リーダーをやっていると、「任せたいのに任せきれない」「気づけば自分ばかり抱え込んでいる」というモヤモヤに何度も戻ってしまいます。部下の年齢や性格がバラバラだと余計に難しくて、叱るべきか、待つべきか、頼るべきか…判断に迷う場面ばかりです。僕自身も、つい悪口で発散したくなったり、頼み方が強く出てしまって後悔したりを繰り返していました。 この本が助かったのは、理想論ではなく「現場で明日から使える工夫」が淡々と並んでいるところでした。例えば、1on1を「上司が話す場」にしないこと。部下の話したいことを聞くだけで、こちらの構えが自然と変わります。頼みごとも、命令形ではなく相談に変えるだけで相手の受け取り方がまったく違います。さらに、仕事を任せるときの責任の線引き(遂行と報告は部下、結果はリーダー)が明確になるので、こちらも無駄にイライラしなくなります。 結局のところ、「強いリーダー」より「相談しやすいリーダー」のほうが、部下が動きやすいし、チームの成果も出やすい。頭では分かっていたつもりでも、こうして具体的な言葉で示されると、日々の立ち回りの基準がつくれます。自分の弱さや失敗もちゃんと開示していい、と言われるのも肩の力が抜けました。 任せたいのに任せられないまま、ずっと忙しさを抱えている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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