
会社にお金を残す経営の話 (お金の教科書)
椢原浩一
あさ出版 / 201904
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star総合評価 63/100
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この本について
仕事でも経営でも、「がんばっているはずなのに、お金が残らない」「会計データを眺めても何を変えればいいのか見えない」というモヤモヤってありますよね。売上は伸びているのに不安だけが増えるあの感じ、僕自身もずっと抜け出せずにいました。 この本が効いたのは、数字そのものよりも“どこを見るべきか”をはっきり示してくれたところです。たとえば、得意先別にどれだけお金がかかっているのかを見ていなかったことに気づいたり、限界利益がどう生まれているかを社員ふくめて共有するだけで現場の動きがまったく変わる、という当たり前のようで見落としやすい視点を取り戻せたのが大きかったです。また、科目ベースで経費削減を考えても何も変わらないのに、ビジネスプロセスを洗い出すと「やめられる仕事」がちゃんと存在する、というのも実務に落ちやすい示し方でした。 もうひとつ、この本は決して“利益を出せば偉い”という空気ではなく、利益を出すのは社員やその家族を守るため、と言い切っている点が心に残ります。限界利益や固定費の話をしていても、行動するのは人で、その人を大切にしない限り経営は成り立たないという姿勢が一貫しているので、数字の話が変に冷たくならないんですよね。 数字に弱いわけじゃないのに、会社のお金の流れを「実感として掴めていない」と感じる人にはすごく刺さると思います。
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