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入門 公共政策学 社会問題を解決する「新しい知」 (中公新書)

入門 公共政策学 社会問題を解決する「新しい知」 (中公新書)

秋吉貴雄

中央公論新社 / 2017-06

累計読者数10
平均ハイライト数 32.9件/人
推定読了時間 約4時間34分
star総合評価 71/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 34%

この本について

仕事で何かを変えたいと思っても、「そもそも何が問題なのか」「誰にとっての解決なのか」が曖昧なまま議論が動いてしまうことってありますよね。自分もプロジェクトを進めるたびに、論点の置き方ひとつでまったく別の方向に話が転がっていく経験をしてきました。 『入門 公共政策学』が助けになるのは、解決策より先に“問題の捉え方そのもの”を丁寧に扱ってくれるところです。読者が抜粋していた「総合性が欠けると」「別の問題を悪化させる」といった記述はまさに本書の核心で、政策問題は単独で存在せず、利害や文脈が絡み合う“面倒さごと”だと認めるところから始まります。観光政策の例のように、誰かの得が誰かの損につながる場面を具体的に示しつつ、合意形成まで含めて「どう現実に向き合うか」を考えさせてくれます。 もうひとつ印象的なのは、フレーミングの重要性をここまで丁寧に扱っている点です。同じ出来事でも枠組みを変えるだけで、問題の見え方も、使える手段も変わる。これは政策だけでなく、日々の仕事の議論でもそのまま使える視点だと思います。すぐに手を打とうとする前に、「そもそも何を問題とみなすのか」を立ち止まって見直す習慣が身につく本です。 特に、複雑な課題に向き合うたびに「何から考えればいいのか」で迷う人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

社会問題はますます複雑になり、既存の学問では十分な解決策を提示できない―そうした意識から生まれた「公共政策学」。政治学や行政学、経済学など多分野の知識を総合化した新しい学問だ。専門家のみならず、市民の「知」も取り入れるなど、問題解決に役立つ学問へと進化している。本書は、少子高齢化、シャッター商店街、生活保護、学力低下など、日本の課題を例に取り、公共政策学のエッセンスを伝える入門書である。
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