
治療院で「次はいつ来ればいいですか?」と聞かれるようになる問診: 患者に納得して通院してもらうための必須スキル (治療院集客経営ブックス)
加藤孝
この本について
治療院で働いていると、初診のあとの沈黙がしんどいときがあります。患者さんの反応が読めなくて、「これで納得してもらえたんだろうか…」と帰り道に反省会が始まるあの感じ。同じように、説明が専門的すぎたのか、逆に遠慮しすぎたのか、自分でもよく分からなくなる瞬間ってありますよね。 この本は、そういう“説明の手応えがつかめない”悩みを、かなり具体的なレベルでほどいてくれます。たとえば、急性と慢性を醤油のシミで説明する場面があるのですが、ああいう「患者さんの理解に合わせる」工夫が随所にあって、読みながら自分の問診の癖が何度も思い当たりました。さらに、治るかどうかではなく「全力を尽くすこと」に焦点を置く姿勢や、次回予約を“選択肢の提示”として自然に案内する流れも、現場に戻った瞬間そのまま使える感じがあります。 個人的にいちばん刺さったのは、暇なうちに説明や提案の練習をしておく、というところ。忙しいときほどごまかしたくなるのに、結局それが自信のなさにつながっていたんだなと実感しました。小手先のトークではなく、「患者さんのゴールを共有する」という軸がずっと通っているのも読みやすかったです。 自分の説明が独り言みたいになっていないか不安な人、予約の提案が毎回ぎこちない人には、かなり刺さると思います。自信のつけ方を“気持ち論”じゃなく行動レベルで教えてくれる、珍しく実用度の高い一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
読書の順序
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