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危機と人類(上) (日本経済新聞出版)

危機と人類(上) (日本経済新聞出版)

ジャレド・ダイアモンド, 小川敏子, and 川上純子

日経BP / 2019-10-25

累計読者数9
平均ハイライト数 10.3件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 51/100
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この本について

最近、仕事でも日常でも「何を変えるべきで、何を残すべきか」がよく分からなくなる瞬間が増えました。全部を刷新したい気持ちと、急に守りに入りたくなる気持ちが混ざって、結局どっちつかずになるあの感じです。そんなときに読んだのが『危機と人類(上)』でした。 この本が面白いのは、国家レベルの話をしているのに、自分の悩みにそのまま落とし込めるところです。たとえば「機能している部分と、機能不全の部分をどう見極めるか」という視点は、明治日本やフィンランドの事例として語られるのに、読んでいる側は自然と自分の仕事や生き方に引き寄せて考えてしまいます。また、危機に陥ったときにまず行う「囲いをつくる」という発想は、問題を大きく捉えすぎて動けなくなる人にとって、かなり実用的な手がかりになると思いました。さらに、各国がなぜ判断を誤ったのか、どうして踏みとどまれたのかといった部分は、組織の意思決定に悩んでいる人にはそのまま効いてきます。 歴史の話が中心ですが、読み終わると「自分の状況をどう評価し直すか」という問いが静かに残る本です。表向きの成功や失敗ではなく、どんな前提で選択していたのかまで踏み込んでくれるので、判断に迷っている人ほど刺さると思います。 変化に疲れつつも、どこかで軸を持ち直したい人に向いている一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

『サピエンス全史』のユヴァル・ノア・ハラリ大絶賛! 「国家がいかに危機を乗り越えたか? 明快な筆致に引き込まれる。本書は、地球規模の危機に直面する全人類を救うかもしれない」 遠くない過去の人類史から 何を学び、どう将来の危機に備えるか? ペリー来航で開国を迫られた日本、ソ連に侵攻されたフィンランド、軍事クーデターとピノチェトの独裁政権に苦しんだチリ、クーデター失敗と大量虐殺を経験したインドネシア、東西分断とナチスの負の遺産に向き合ったドイツ、白豪主義の放棄とナショナル・アイデンティティの危機に直面したオーストラリア、そして現在進行中の危機に直面するアメリカと日本・・・。 国家的危機に直面した各国国民は、いかにして変革を選び取り、繁栄への道を進むことができたのか『銃・病原菌・鉄』『文明崩壊』『昨日までの世界』で知られるジャレド・ダイアモンド博士が、世界7カ国の事例から、次の劇的変化を乗り越えるための叡智を解き明かす!
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