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ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法 (PHP新書)

ウェストファリア体制 天才グロティウスに学ぶ「人殺し」と平和の法 (PHP新書)

倉山 満

PHP研究所 / 2019-11-15

累計読者数3
平均ハイライト数 14.3件/人
推定読了時間 約3時間26分
star総合評価 53/100
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この本について

仕事でも日常でも、「人はなぜここまで意見が食い違うと妥協できなくなるんだろう」と思うことがよくあります。議論がズレていったり、相手の“解釈”だけが異様に肥大化したり、気づけば自分も感情的になっていたり。そんなとき、背景にある“考え方の土台”をどう扱えばいいのか、ずっと迷っていました。 この本は、宗教戦争やウェストファリア体制といった歴史の話を通して、「人が妥協できなくなる構造」をかなり生々しく描いています。タリバンの遺跡破壊のように、教典に書いていないことまで“正しい”と思ってしまう現象や、異端審問のように疑わしきは処す方向へ転がっていく集団心理を読むと、現代の政治や職場の対立も同じ延長線上にあると気づかされます。何より、国家や権力の成り立ちを「暴力の独占」という視点で見ると、日々のニュースの読み方ががらっと変わりました。 歴史の知識を増やすというより、「対立が起こるとき、どこで線を引けばいいのか」を考えるための材料が増える一冊でした。正しさの衝突に疲れている人、議論の根っこを理解したい人には刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

教皇、皇帝、国王、貴族という一握りの特権階級が支配者だった頃のヨーロッパ。人々は「人殺し」に明け暮れていた。彼らの日常は「戦争」とは異なる、単なる殺し合い。平和は束の間の安らぎにすぎなかった。血に飢えたライオンよりも野蛮な世界である。この「国」という概念すらない16世紀に生まれながら、「戦争にも掟(ルール)がある」という英知を著す信じ難い学者がいた。その名もフーゴー・グロティウス。彼の思想はのちにウェストファリア体制として実り、国際法の原型となる。天才グロティウスが混沌のなかに見出した「法」を日本一わかりやすく読み解く。なぜ日本人が『ウェストファリア体制』を学ぶべきか。第一の理由は、『ウェストファリア体制』が日本人が野蛮な世界で生き残るのに必要な武器だから。第二は、この掟(ルール)が日本人の手によって全人類が守るべき文明の法となったからである。この事実を知らないことが日本の罪なのである。 【PHP研究所】
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