
組織開発の探究――理論に学び、実践に活かす
中原 淳 and 中村 和彦
この本について
職場で「話が噛み合わない」とか、「そもそも同じものを見ているのか自信がない」という感覚、けっこうありませんか。自分もチーム支援の場で、議論がずれるたびに変な汗をかいていました。でも、威勢のいいスローガンを掲げても、現場は簡単には動かないんですよね。 この本が助けてくれたのは、組織開発を“特殊な手法”としてではなく、人や場の動きとして理解できるようになったことです。たとえば、ズレに気づいていったん受け止める「対話」の定義は、会議で何度もうまくいかなかった理由を静かに説明してくれました。現場が白けるのは専門用語の問題ではなく、そこで起きている無意識の力関係や、語る土台が揃っていないことにある、という視点も腑に落ちました。さらに、未来を全員で描き直すフューチャーサーチのプロセスも、「理想論」ではなく、合意できる範囲から一歩ずつつくるものだとわかり、実践に持ち帰りやすかったです。 組織が生命体のように動くものだと捉えると、関係性の揺らぎや摩擦に過剰に落ち込まずにすみますし、逆にそこから新しい意味づけが生まれる可能性にも気づけます。組織開発を“輸入”するのではなく、場に合わせて翻訳していく感覚がほしい人には特に刺さると思います。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの13%が集中しています。
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