
人間心理を徹底的に考え抜いた 「強い会社」に変わる仕組み リクルートで学び、ユニクロ、ソフトバンクで実践した「人が自ら動く組織戦略」
松岡保昌
この本について
組織を動かす立場にいると、「みんな頑張っているのに、なぜか空回りしてしまう」「制度を整えても、現場の行動が変わらない」という感覚にぶつかることがあります。僕自身、評価制度や会議体を整えるほど逆にモヤモヤが増えていく時期がありました。結局どこから手をつければいいのか、よく分からなかったんですよね。 この本は、そんな行き詰まりを“現場の主体性が生まれる瞬間”という具体的なレベルまで落として語ってくれます。たとえば、店長がサーベイの結果を自分の言葉でスタッフに返すことで関係性が変わった話や、評価制度を「何を、なぜ評価するのか」まで丁寧に示す重要性など、仕組みを導入するだけでは動かなかった理由が腑に落ちます。象徴的な成功体験をつくり、本気度を示すことで組織全体が動き出すプロセスも、現実に起こりうる温度感で描かれていて、無理のない視点変更につながりました。 結局のところ、組織を強くするのは“制度そのもの”ではなく、“制度を通して人のエネルギーが引き出される状態づくり”なんですよね。情報が活きるように共有されているか、会議の目的が一瞬で伝わるか、現場の声を拾うアンテナが鈍っていないか。そうした小さなほころびに気づけるようになります。 マネジメントに正解を求めすぎてしんどくなっている人、現場との距離感に悩む人には特に刺さるはずです。
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