
奇跡の組織~「最高の働き方」を導き出すセムコスタイル5つの原則~
秦 卓民
この本について
働き方について話していると、「この制度って本当に必要なんだっけ?」「なんか“決まり”に縛られてるだけじゃない?」みたいなモヤモヤが出てくることがあります。立場が上でも下でも、心のどこかで「もっといい形があるはずなのに、どう動けばいいのか分からない」という感覚を抱えている人は多いと思います。僕自身もずっとそうで、現場の声と組織の仕組みの間で迷うことがよくあります。 『奇跡の組織』が効くのは、そのモヤモヤを“気のせい”にしないで、ちゃんと問い直す土台をくれるところです。「本当にそうなのか?」と繰り返し立ち止まる姿勢や、制度を上から与えるのではなく、自分たちで一緒につくるという発想は、読んでいて胸が軽くなる瞬間が多いです。特に、情報を開示し合うことで生まれる「任されている感覚」や、自分の給料さえ自分で考えるプロセスは、働くことそのものへの所有感を取り戻すヒントになります。大きな改革をいきなり目指すのではなく、小さな実験から始めるというリアルな視点も、現場で迷っている身にはありがたいです。 組織づくりの本というより、「人を大人として扱うとはどういうことか」を丁寧に考えさせられる一冊でした。上司としてもメンバーとしても、どちらの立場でも迷いを抱えている人に刺さると思います。僕も読みながら、自分が手放すべきものや、任せるときに必要な“場づくり”について何度も考え直しました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
読書の順序
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