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80's エイティーズ ある80年代の物語 (幻冬舎文庫)

80's エイティーズ ある80年代の物語 (幻冬舎文庫)

橘玲

幻冬舎 / 2020-08-06

累計読者数6
平均ハイライト数 8.2件/人
推定読了時間 約3時間6分
star総合評価 47/100
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この本について

最近、人との距離感や「正しさ」をめぐる空気にちょっと疲れてしまうことがあります。誰かが急に正義を振りかざしてきたり、議論そのものを拒否されたり、努力しても報われる感じがしなかったり。自分がどこに立っているのか、ふとわからなくなる瞬間があるんですよね。 『80’s エイティーズ』を読んでいて感じたのは、こういうモヤモヤを「時代の変化」という大きな視点で捉えると、意外と心が軽くなるということでした。たとえば、差別の新しい基準として「合理的に説明できるかどうか」という考え方が出てくる場面は、いまの空気を眺めるヒントになりますし、「夢は人生を蝕むこともある」という冷静な視点には、自分の足元をもう一度見直す静けさがあります。そして、強いつながりより「会ったことがほとんどない人」から仕事が決まっていくという話は、運や縁がどう機能するのかを少し柔らかく理解させてくれます。 この本は、80年代という時代の物語を通して、私たちがいま悩んでいることの根っこに静かに触れてくれる作品です。大げさな解決をくれるわけではないけれど、視点をひとつ増やしてくれる。その分だけ、自分の悩みの形が少しだけ整う感じがあります。 特に、「正しさに疲れてしまった人」に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

大学卒業後、零細出版社に入ったぼくは一年で辞め小さな編プロを作った。請け負ったギャル雑誌は面白かったが多忙で家に帰れない。バブルが近づく。雑誌は休刊。ぼくは失職。だが東京は輝いていた。別の出版社の取材でオウムにかかわり、やがて地下鉄サリン。青春が終わった気がした――出版業界の熱気と時代の煌きらめきを活写した私ノンフィクション。
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