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ユニクロ潜入一年 (文春文庫)

ユニクロ潜入一年 (文春文庫)

横田 増生

文藝春秋 / 2020-08-05

累計読者数7
平均ハイライト数 5.7件/人
推定読了時間 約5時間2分
star総合評価 44/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 27%

この本について

仕事をしていると、ときどき「この会社の仕組みって、本当にこんな感じで回ってるんだろうか」と胸の奥がざわつくことがあります。数字や効率だけが優先されて、人の気持ちや現場の空気が置き去りになっていくあの感覚。自分の働き方に自信がないわけでもないのに、どこか落ち着かないまま日々が過ぎていく。あのモヤモヤに名前をつけられないままでした。 『ユニクロ潜入一年』を読んで、少なくともその正体の一部には触れられた気がします。たとえば、人件費を限界まで変動費化しようとする仕組みや、「倒産する」という言葉ですら現場管理の道具になってしまう構造。これらを数字抜きのリアルな現場描写で見せつけられると、自分が普段働いている環境の裏側にも、似たような力学が潜んでいるんじゃないかとハッとします。また、会社が従業員の言動をどこまでコントロールできるのか、守秘義務や裁判の話を通じて考えさせられる場面も多く、働くうえでの「線引き」を改めて確認するきっかけになりました。 さらに心に残ったのは、現場のアルバイトまでが企業文化に染まり、無意識に厳しさを他人へ向けてしまう描写です。自分も同じような空気の中にいたかもしれないと思うと、ちょっと背筋が伸びるような感覚がありました。企業文化って、トップの言葉よりも日々の態度で静かに浸透していくんだなと。 組織の中で「なんとなく息苦しい」と感じている人に、静かに刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

離婚して名前まで変えて挑んだ潜入ルポの傑作! 柳井社長の「うちの会社で働いてどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」という言葉を自分への招待状と受け止め潜入を決意する。 Amazon、ヤマト、佐川急便……数々の過酷な潜入取材をしてきた著者が次に選んだのは、 自分の本を名誉毀損で訴えたユニクロだった。 「(批判する人には)うちの会社で働いてもらってどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」 柳井社長の言葉は自分への挑戦状だ。 合法的に名前を変え、潜入した現場で見たものは。 解説・鎌田慧 ※この電子書籍は2017年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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