
トヨタ リーダー1年目の教科書 OJTソリューションズのトヨタ本
(株)OJTソリューションズ
KADOKAWA / 2022-11-24
この本について
リーダーとして動き始めたとき、「仕事は教えればいいとして、メンバーの気持ちまではどう支えればいいんだろう…」みたいな戸惑いって、多くの人が抱えていると思います。自分もまさにそこが一番モヤついていて、技術や段取りよりも、人との向き合い方のほうがずっと難しいと感じていました。 この本を読んで印象的だったのは、トヨタが“めんどう見”をただの優しさではなく、「成果を出し続けられる職場づくり」の一部として定義しているところです。技能を教えるだけでなく、安心して働ける空気や、いきいきできる関係性まで含めてリーダーの役割だと捉えている。そのうえで、まずは「守」を徹底し、標準作業を崩さずに土台を固めるからこそ、改善のポイントが見えてくるという考え方が腑に落ちました。精神的な支えと現場の型がセットになって、はじめてチームがまわるんだろうなと。 もう一つ大きかったのは、先輩が“親”的な存在になるという話が、精神論ではなく、実際の行動レベルまで落ちていたことです。名前で呼ぶ、正対して聞く、上着や話すスピードを合わせる…こういう小さな積み重ねが「この人とならやっていける」という信頼につながる。上からの無理な要求を守ってくれる姿勢が、長年メンバーの心をつかんできたという事例も、自分の中で具体的なイメージを持たせてくれました。 形式的なマネジメントではなく、「人として頼られるリーダーとは何か」を実務ベースで考えたい人に向いている一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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