
感情的にならない本 (ディスカヴァーebook選書)
和田秀樹
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2013-11-22
この本について
仕事でも日常でも、ちょっとした一言や想定外の展開に心が持っていかれてしまうことってありますよね。頭では「気にしても仕方ない」とわかっていても、イヤな感情のほうが先に立つ。しかも一度つかまると、ずっとその気分が居座ってしまう。自分でも扱いにくいなと思いながら、同じパターンを繰り返してしまう時期が、僕にもありました。 この本が教えてくれたのは、感情を力づくでねじ伏せようとしないほうが、結果的にうまく回るという視点でした。とくに「感情は放っておけば収まる」という考え方は、変に深読みしたり、答えの出ないことを考え続けたりする癖をゆるめてくれます。また、「こうなるはずだ」という思い込みが強いほど、相手の言葉をまともに受け止めてしまうという指摘も、思い当たる人は多いはずです。曖昧さに耐えるというのは聞こえが地味ですが、実際にはいちばん効いた部分でした。決めつけず一度ふわっと保留にするだけで、感情の揺れ幅がだいぶ変わります。 そして地味に実践しやすいのが、「変えられるものから変える」という姿勢です。相手の気持ちは読めなくても、自分が笑うかどうかは選べるし、動けば気分が切り替わることもある。感情に押される側から、扱い方を少しずつ覚えていく側に変わっていく感覚がありました。 周りに振り回されやすい人、すぐに落ち込みや怒りに持っていかれてしまう人には、静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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