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推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来

推しエコノミー 「仮想一等地」が変えるエンタメの未来

中山 淳雄

日経BP / 2021-10-15

累計読者数18
平均ハイライト数 29件/人
推定読了時間 約4時間37分
star総合評価 74/100
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この本について

仕事でも趣味でも、「みんなに向けた大きい流れ」と「自分が動かされる小さい動き」のズレにモヤっとすることってありませんか。マーケティングの教科書的な話をされても、実際の現場ではうまく噛み合わない…みたいな場面も多いはずです。自分の感覚が古いのか、それとも時代が変わりすぎているのか。その境目がつかみにくい人は多いと思います。 この本は、まさにその「ズレ」を言語化してくれます。たとえば、大量に同じ広告を打てば届いた時代は終わり、そもそも“押し出しの強さ”がもう武器にならないという指摘。あるいは、趣味が消費ではなく「表現」になり、ファンはただの支持者ではなく“関与したい人”になっているという視点。そして、テレビや映画のような巨大メディア側も、恒星のように中心にいられる時代ではなく、局地戦でどう光らせるかが問われているという現実。自分が迷っていたポイントに「そういう仕組みだったのか」と腑に落ちる瞬間がいくつもありました。 読み終えるころには、コンテンツやファンの行動が“流行っているから起きている”のではなく、“構造が変わったから起きている”と見えるようになります。特定の業界にいなくても、日々なぜか感じていた違和感の背景が見えるので、行動の精度が上がる本です。 推し文化やエンタメの動きを、表面的な流行ではなく「社会の変化として理解したい人」にとくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「すべてのエンタメプロデューサーが、今を知るためにまずは読むべき、唯一の教科書」 ――佐渡島庸平氏 「メガヒットのルールが変わった。新しいリテラシーを得た者が、地殻変動後の覇権を握る」 ――尾原和啓氏 鬼滅、ウマ娘、Fortnite、荒野行動、半沢… ゲーム、アニメ、動画の経済圏を支配するのは、 世界が絶賛する日本の「オタク経済圏」か、 攻勢を強める米中の「ハリウッド経済圏」か? ◎目次 第1章 メガヒットの裏側で進む地殻変動 第2章 「萌え」から「推し」へ、ファンの変化からみる「風の時代」 第3章 エンタメの地政学 第4章 推しエコノミーの確立へ 「推す」は希少な時間資源の投下によって行われる。基本的には、未来永劫それが続く前提で、有限な時間資源を投じていきたい。『推しが武道館いってくれたら死ぬ』というアニメもあるが、実は推しが武道館にいくことを避けたいと思うファン心理も同時に存在する。(中略)安パイなコンテンツを求める人が増えると、新奇なものが展開されづらくなる。ある程度ブランドがあり、約束されたコンテンツに人々は群がるようになる。大ヒットがさらに大ヒットするという現象は今後さらに強くなるだろう。(中略)浮動ユーザーを味方につけるためにファンが必要であり、インフルエンサーが必要になる。「このコンテンツは安パイだよ。時間を費やしても、その体験は無駄にはならないよ」という信号をブランドとして送る必要がある。(第2章より)
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