
質問しだいで仕事がうまくいくって本当ですか? 無敗営業マンの「瞬間」問題解決法
高橋浩一
KADOKAWA / 2022-03-17
この本について
営業の場で「もっとちゃんと聞けたらいいのに」と思いながら、実際の商談では相手の本音に触れられずに終わることってありませんか。こちらも誠実に向き合っているつもりなのに、気づいたら価格の話だけになったり、既存取引先があると言われて流れが止まったり。僕もずっと同じところでつまずいていました。 この本が役に立ったのは、質問のスキルというより「相手に近づく深さのつくり方」を、かなり現場寄りに教えてくれるところです。例えば、満足度を100点満点で聞いて距離感を測る質問や、「一つだけよろしいですか」と添えて相手の負担を下げる聞き方。あるいは「それを放っておいて大丈夫か」と中盤で軽く未来に視線を向けてもらう流れ。どれも小さな言い回しなのに、実際に商談の空気が変わるのを感じました。単純接触効果の話も、ただ知識としてではなく「情報提供の粒度をどう調整するか」という実用に落とし込まれていて、無理なく相手の懐に入れる感覚があります。 特に、聞きにくいことをどう尋ねるかの章は、自分の営業の“詰まりやすい場面”がそのまま解説されている感じでした。社内の反対者の存在や、予算の上限を濁されるときにどう踏み込むか。強く押し切るのではなく、相手の立場を尊重したまま一歩だけ前に進む方法が、具体的で現実的です。 今の営業スタイルにどこか息苦しさがあって、「もっと相手の役に立てる聞き方をしたい」と思っている人にとっては、静かに効いてくる一冊だと思います。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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