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河合隼雄の幸福論 (PHP文庫)

河合隼雄の幸福論 (PHP文庫)

河合 隼雄

PHP研究所 / 2014-09-12

累計読者数7
平均ハイライト数 17.3件/人
推定読了時間 約2時間44分
star総合評価 60/100
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この本について

仕事でも家庭でも、「ちゃんとしなきゃ」と思うほど息苦しくなることがあります。自分の考えに縛られたり、誰かの期待に応えようとして空回りしたり、何が幸福なのか分からなくなるあの感覚です。河合隼雄さんの『幸福論』を読むと、そのモヤモヤに少し風が通るような感覚がありました。 たとえば、親や社会との距離をうまく取れず、自分が何者なのか分からなくなることがありますが、河合さんは「適当な距離ができると、相手を一人の人間として見られる」と言います。自分を縛っているのは他人ではなく、自分自身のときもある。そんな視点を差し出してくれるところが、この本の静かな効きどころだと思います。また、「幸福を狙うと逃げていく」という話は、成果ばかり追いかけて落ち着かない日々に、そのまま当てはまる気がします。目の前の生活を丁寧に生きることが、結果として幸福につながるという考え方は、無理がなくて好きです。さらに、子どもに限らず他者を見ようとするとき、「言われていない音に耳を傾ける」という例えは、人間関係の息詰まりをゆるめるヒントになるはずです。 自分のペースを見失いがちな人や、がんばっているのに不安ばかり増えていくように感じる人に、そっと寄り添う一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

※本書は一九九八年に海鳴社から刊行された『しあわせ眼鏡』を復刊し、改題したものを電子書籍化したタイトルです。 養老孟司氏推薦! 「心の奥底にしみこむ話がたくさん載っています。読まなきゃ損です。」 人間関係について、悲しみについて、成功について、人生について——。臨床心理学の第一人者である著者による、生き方のヒントとなる59のエッセイ。 本書のはじめにより: 「深く考えはじめると難しくなるが、そんなのではなく、ちょっと眼鏡をかけ変えることによって、異なるものが見えるように、少し見方を変えることによって、幸福が身近になる、ということがありそうである。」 「全体的な構成のある本ではないので、読者はどこでも自分の好きなところを読んでくださるとよい。そのなかのどれかが読者の幸福という点で少しでもお役に立つことがあれば、真に幸いである」。【PHP研究所】
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