
透明な夜の香り (集英社文庫)
千早茜
累計読者数5
平均ハイライト数 9.4件/人
star総合評価 51/100
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check_circle推定完走率 36%
この本について
最近、人との距離感がよくわからなくなることが多いんです。相手の機嫌に敏感になりすぎたり、逆に自分の感情がどこにあるのか曖昧だったり。気づかぬうちに無理を重ねて、何に疲れているのかも言葉にできなくなるときがあります。そんなときにこの『透明な夜の香り』を読むと、匂いを起点にした人間関係の“感じ方”が静かにずらされていく感じがありました。 たとえば、美しさよりも不摂生の匂いに敏感な人の視点や、涙を流さない悲しみの描写、あるいは「香りは脳を再起動する」という言葉。どれも大げさではなく、日々の小さな違和感に手触りのある説明を与えてくれます。相手の感情や嘘を匂いで察してしまう登場人物の描き方も、他人の言葉より“空気”に疲れてしまう人には妙に腑に落ちるはずです。 この本は、香りをめぐる知識が物語の随所に出てきますが、それ以上に「記憶はどこで生き続けるのか」という静かな問いが残ります。自分では扱いづらい感情を、無理に解決させず、そのまま置いておく余白がある物語です。感情の説明書がほしいわけじゃないけれど、何か手がかりはほしい、そんな人に刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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出版社による紹介
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読んだ内容を、もう忘れない。
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