
スピノザの診察室 雄町哲郎シリーズ
夏川草介
累計読者数20
平均ハイライト数 16.6件/人
star総合評価 65/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 51%
この本について
気力がある日と、何も手につかない日が混ざるような時期ってありますよね。努力すれば届くのか、そもそも何を目指しているのか、自分でもよくわからなくなる。人の役に立ちたい気持ちはあるのに、世界の大きさに圧倒されてしまう。そんなモヤモヤを抱えている時に、この本に出てくる雄町先生たちの言葉が、妙に静かに沁みてきました。 読んで感じたのは、「どうにもならないことがある世界」で、どうやって働き、どうやって誰かに関わるかを淡々と考え続ける医師たちの姿が、こちらの視界まで少しだけ整えてくれることです。たとえば、治らない病と向き合う人にも幸せがありうるという視点や、患者の“顔”をちゃんと見るという当たり前だけど忘れがちな姿勢。あるいは、“意志では世界を変えられない”という言葉の裏に、それでも自分の手の届く範囲で灯せる小さな明かりがある、という静かな肯定。どれも声を荒げないのに、あとになってじわじわ効いてきます。 医療の話ではあるのに、仕事で疲れた社会人にもまっすぐ響くのは、彼らが「正義」や「使命」で動いていないからかもしれません。迷ったまま働いていてもいいし、不器用でも誰かの隣に立てる。そんな現実的な手触りを残してくれる物語です。自分のペースで頑張りたい人、誰かに寄り添う仕事をしている人には、とくに刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要







