ヨムナビ
神様のカルテ (小学館文庫)

神様のカルテ (小学館文庫)

夏川草介

小学館 / 2014-02-26

累計読者数7
平均ハイライト数 5件/人
推定読了時間 約3時間41分
star総合評価 57/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 83%

この本について

最近、前に進まなきゃと思うほど気持ちが空回りして、足もとが見えなくなる瞬間ってありませんか。やるほど霧が濃くなるような感じというか、自分はいま何を大事にしたかったんだっけ…と立ち止まりたくなるあの感じです。僕もよくそこで迷って、この本に戻っていました。 『神様のカルテ』は医療小説として知られているけれど、それ以上に「生きていると、つい遠くばかり見てしまう自分」をそっと元の場所に連れ戻してくれる物語です。病を抱えた人が感じる孤独の描写は重いけれど、その中で交わされる言葉には、不思議と読んでいる側の背中までゆるむような温度があります。前に進めと急かされる世の中で、「いまいる場所を見てもいいんだ」と思わせてくれるのが、この本の効き方だと思っています。 個人的に救われたのは、人生の霧の中で迷うことそのものを否定していないところです。努力や才能の話ではなく、「大事なものは最初から自分の足もとにあったかもしれない」という視点をゆっくり置いていってくれる。夜明け前のような不安な時期にも、世界がちゃんと続いていくと思わせてくれる。派手さはないけれど、こういう本が長く手元に残るんだろうなと感じました。 いまの自分がどこに立っているのか見失いがちな人に、静かに刺さる一冊です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

夏川草介の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

夏川草介原作の同名書籍・映画のヒットを受け、映画『神様のカルテ2』を完全コミック化! 「24時間365日対応」。 若き内科医・栗原一止の勤務する本庄病院の信念だ。 苛酷な現場だがしかし、患者に寄り添い全力を尽くそうとする一止の元に、大学時代の親友、進藤辰也がやってきた。 喜びもつかの間、時間外勤務を一切受けつけない辰也と衝突してしまう一止。 医者とは?家族とは?生きるとは? 自らの生き方を考えたとき、一止が出した答えとは――!?
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要