
俺たちの箱根駅伝 下 (文春e-book)
池井戸 潤
文藝春秋 / 2024-04-24
累計読者数12
平均ハイライト数 7.5件/人
推定読了時間 約4時間32分
star総合評価 54/100
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この本について
仕事でも人間関係でも、頑張っているつもりなのに「どう進めばいいか」が急にわからなくなる瞬間ってありませんか。正解のない場面で迷ったまま立ち止まってしまうことが、自分でももどかしい。そんなときにこの本を読んで、必要なのは根性ではなく「状況を想像し、仲間と考えを擦り合わせること」なんだと気づかされました。 作中の選手たちは、強いから前に進めるわけではなく、迷いながらも何度も話し合い、自分の走りを選び取っていきます。甲斐監督がいう“メンタルが七割”という言葉も、精神論ではなく「知らないから不安になる」という現実的な視点から語られるのが印象的でした。事前に考え尽くすことで、自分の判断を信じられるようになる感覚は、仕事の場面にもそのまま持ち込めます。 そしてもうひとつ心に残ったのは、「ひとりで走っているように見えて、実際は誰かが支えてくれている」という描写の数々です。サプライズで併走する仲間や、丁寧な取材で選手に寄り添う実況の姿に触れると、頼ることをためらっていた自分の肩の力がふっと抜けました。強さって、背負い込みすぎないことなのかもしれません。 自分のペースが掴めず焦りやすい人、ひとりで抱え込みがちな人には特に響くと思います。現実の判断やチームの関わり方を少しだけ変えてくれる一冊でした。
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出版社による紹介
池井戸潤の最新長編の舞台は、 「東京箱根間往復大学駅伝競走」——通称・箱根駅伝。 青春をかけた挑戦、意地と意地のぶつかり合いが始まる。 ついに迎えた1月2日、箱根駅伝本選。 中継を担う大日テレビのスタッフは総勢千人。 東京〜箱根間217.1kmを伝えるべく奔走する彼らの中枢にあって、 プロデューサー・徳重はいままさに、選択を迫られていた——。 テレビマンの矜持(きょうじ)を、「箱根」中継のスピリットを、徳重は守り切れるのか? 一方、明誠学院大学陸上競技部の青葉隼斗。 新監督の甲斐が掲げた「突拍子もない目標」の行方やいかに。 そして、煌(きら)めくようなスター選手たちを前に、彼らが選んだ戦い方とは。 全てを背負い、隼斗は走る。
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