
教養としてのハイブランド フツーの白シャツが10万円もする理由
とあるショップのてんちょう
累計読者数12
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star総合評価 78/100
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この本について
服って好きで着ているはずなのに、「なんでこの形が今っぽいんだろう」とか「ブランドの値段の差ってどこから来るんだろう」とか、ふと立ち止まる瞬間があると思います。僕も同じで、店で並んだ服を前に、理由は言語化できないのに惹かれたり、逆にモヤモヤしたりすることがよくあります。 この本は、その“理由の言語化”をゆっくり手伝ってくれる一冊でした。例えば、黒スキニーがみんなの定番になった背景にエディ・スリマンがいたことや、オートクチュールから既製服へ流れが変わったタイミングで何が起きたのか。ストリートの誕生や、テッズやアイビーみたいな若者のカルチャーがどう服を変えてきたのか。そういう「今見てる服の裏側」にある歴史や人物が一本の線でつながっていきます。ブランドを過剰に持ち上げるのではなく、セリーヌが元は子ども靴だったとか、エルメスの“格”がどこから生まれたかみたいな、地に足のついた視点なのが読みやすかったです。 読み終わるころには、店で気になる服を手に取った時に「これは誰の価値観を継いでいるデザインなのか」「どの文化がここに残っているのか」と、ちょっと立体的に見えるようになります。服選びが上手くなるというより、ものとの距離感が落ち着く感覚に近いです。 ブランドに詳しくなりたいわけじゃないけれど、服が好きで「背景まで知れたらもっと楽しめそうだな」と感じている人には特に刺さると思います。
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