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モードレスデザイン  意味空間の創造

モードレスデザイン  意味空間の創造

上野 学

累計読者数7
平均ハイライト数 33件/人
star総合評価 70/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 32%

この本について

仕事で「使いやすいものを作りたいはずなのに、なぜかどんどん複雑になっていく」みたいな行き詰まりってありませんか。自分でも気づかない前提に引っ張られて、判断が濁っていく感じです。僕もUIまわりの設計で同じ迷いに何度も落ちてきました。 『モードレスデザイン』は、そのモヤモヤを「作り方のミス」ではなく「世界の捉え方の癖」として扱ってくれる本でした。要素を減らすことがシンプルではないとか、デザイナーは抽象から固めていくのではなく、いきなり複数の“もっともらしい具象”から逆算していくとか、普段とは逆向きの視点が多いんですが、それが不思議と作業の詰まりをほどいてくれるんです。特に、物事を因果ではなく同時に見るという姿勢は、要件が複雑に見えるときの思考の逃げ道になりました。 この本は「させるためのデザイン」ではなく、「するためのデザイン」に立ち戻りたい人に向いていると思います。使いやすさを“作為しない”という一見逆説的な考え方に触れると、自分の中にこびりついていた設計のエゴが少しずつ剥がれていく感じがします。デザインを職能としている人だけでなく、仕事の中で意味空間を扱っている感覚がある人には特に刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

現代の合目的主義的な常識に反して、デザインはモードの束縛を逃れることができる── OOUI(オブジェクト指向ユーザーインターフェース)の第一人者が、その思想的背景である「モードレス性」について徹底的に考究した、革命的な道具論 多くのデザイナーは、モードを作ることがデザインであると思いがちです。つまり使用者を特定の道筋に誘導することがデザインの役割だと考えてしまうのです。しかしヒューマンインターフェースにおいては、むしろ行動を解放するベクトルでデザインを考えるべきです。モードレスデザインは、使用者の自由と創造性を拓きます。 道具哲学、現代思想、生態学、情報理論など、さまざまな観点に接続しながら、デザインが歩むべき道を現代社会に問い、すべてのデザイナーを鼓舞する蜂起の書。 “インターフェースのモードというのは、作り手が考える以上に罪深い。これは人権に関わる問題だ。モーダルなインターフェースは、人の行動を決まった順序の中に閉じ込め、コントロールしようとする。道具を提供しているように見せて、人を道具にしているのである。だからデザイナーはいつも、できる限り操作をモードレスにする努力をしなければならない。これはインターフェースデザイナーにとっての第一の倫理規範だろう。”(「6. モードレスネス」より)
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