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竜馬がゆく(七) (文春文庫)

竜馬がゆく(七) (文春文庫)

司馬 遼太郎

文藝春秋 / 2023-08-24

累計読者数11
平均ハイライト数 3.2件/人
推定読了時間 約3時間34分
star総合評価 44/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 33%

この本について

最近、困ったと口にした瞬間に思考が止まる感じがありませんか。状況が動かないのではなく、自分の頭が固まってしまうあの感じです。僕もよくやってしまうのですが、『竜馬がゆく(七)』を読んでいると、そんな瞬間にどう呼吸を戻すかのヒントが妙に現実的に転がっています。 たとえば、高杉晋作の「困ったと言わない」という姿勢は、根性論ではなく、言葉ひとつで自分の視野が閉じてしまうことへの自覚として描かれています。運が荒れる局面でも、まず跳ね返る方向を探す。その感覚が物語の中の具体的な場面で積み重ねられているので、こちらの現実にも自然と重ねてしまいます。さらに「仕事は馬と騎手」という比喩も、努力とか才能より前に、環境や組む相手で結果が変わるという当たり前だけど忘れがちな視点を返してくれます。人の見方についても、お慶が示すように肩書きではなく“背骨の通り方”を見るという話が静かに効きます。 悩みを無理に前向きへ変換したい人より、「今いる場所でどう動けばいいのか」を落ち着いて考えたい人に向く巻です。物語としても面白いですが、それ以上に、自分の姿勢がほつれているときの縫い直しに近い読後感があります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

江戸で開催!天下一剣術大会 江戸へ戻ってきた竜馬のもとに“父の死”の知らせが届く。二度目の土佐から江戸へ旅立つ際、今生の別れになると覚悟をしていた竜馬だったが気持ちの整理が追いつかない。その父の死に向き合うため道場にこもりきりで修業にはげんだ結果、北辰一刀流最高位の大目録皆伝を得る。その矢先、江戸で諸流対抗の剣術大会が山内容堂公の肝煎で200年ぶりに行われることとなった… 司馬遼太郎の傑作歴史小説を原作にし、坂本竜馬の奇跡の生涯を『コウノドリ』の作者・鈴ノ木ユウが描く、幕末大河コミック第5巻。 父の死を超えてーー。
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