
死神の浮力
伊坂幸太郎
文藝春秋 / 2025-03-05
累計読者数7
平均ハイライト数 2.3件/人
推定読了時間 約6時間22分
star総合評価 53/100
boltライト読書型
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この本について
最近、仕事をしていても、人づき合いをしていても、「結局、何のために頑張ってるんだろう」とふと止まる瞬間があると思います。周りに合わせることで摩耗したり、誰かに褒められても満たされなかったり、そしてどこかで“時間が減っていく感覚”だけは誤魔化せなかったり。僕もけっこうこのあたりで迷いがちなタイプです。 『死神の浮力』の抜粋を見ていると、そういう“生きると死ぬの距離感”に敏感な人が反応しているのが伝わってきます。人間が集団になると判断を失いやすいこと、争いを儀式で処理するような不思議な構造が社会にあること、そして何より「死を意識すると、日々の選び方が変わる」という静かな実感。このあたりが物語の中で淡々と描かれていて、説教くささがないぶん、自分の生活にそのまま置き換えやすいんです。 僕自身は、登場人物たちが“明日終わるかもしれない時間”を前に、何を優先するかを少しずつ選び直していく姿が、現実的なヒントとして効きました。例えば、やりたいことを先送りにし続ける理由が本当にあるのか、とか。周囲の期待より、自分が納得できる基準をどう育てるか、とか。どれも劇的な答えではないのに、じわじわ生活の視点が変わる感じがあります。 目の前の毎日と、自分の残り時間をどう折り合いながら生きるか。そういうテーマに引っかかっている人には、特にしみる一冊だと思います。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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出版社による紹介
伊坂幸太郎の人気シリーズが新装版で登場! 小学生の娘を殺された山野辺遼・美樹夫妻は、犯人への復讐心に燃えていた。そんな二人の前に現れた謎の男・千葉。彼は遼の「死」を判定するために訪れた死神だった。行動を共にする千葉と夫婦を待ち構えていたのは、想像を絶するほど凶悪な殺人犯の罠で——。飄々とした死神を引き連れて、夫婦の危険すぎる復讐計画が始まる! 単行本 2013年8月 文藝春秋刊 文庫版 2016年7月 文春文庫刊 文庫新装版 2025年3月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫新装版を底本としています。 新装版には、新たに「著者特別インタビュー」が収録されています。 また、新装版にあたり加筆修正をしています。
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