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マリアビートル (角川文庫)

マリアビートル (角川文庫)

伊坂 幸太郎

KADOKAWA / 2013-09-25

累計読者数31
平均ハイライト数 4.6件/人
推定読了時間 約7時間4分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 26%

この本について

日々、人の言動に振り回されたり、「自分の判断って本当に自分のものなのか」と不安になる時があります。正しさも倫理も、人の機嫌や空気に左右されてしまう場面が多くて、気づくと疲れてしまうんですよね。僕もよくその迷路に入り込みます。 『マリアビートル』は、一見するとドタバタした物騒な物語なんですが、人の行動原理や同調、無力感、言葉の使い方についての生々しい視点が静かに刺さります。たとえば、「人は正しさより“正しいと思わせる力”に従う」とか、「周囲の影響でほとんどの判断が形づくられる」とか、言われてみれば分かるけれど、普段は意識しない感覚が物語の中で何度も揺さぶられます。登場人物の何気ないセリフに、自分も似た状況で流されていたな、と後から気づくことがあるはずです。 そして意外に効くのが、「生きてるみたいに生きてみよう」というあのゆるい言葉。状況がどうであれ、麻痺せずに自分の足で立ち直ろうとする小さな力が、物語の混沌の中でじわっと光ります。 空気に強く引っぱられがちな人や、判断に自信をなくしている人に特に刺さる一冊だと思います。僕自身、読み終わったあと、他人の価値観に飲まれすぎない距離の取り方を少しだけ思い出しました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

★2022年、ハリウッド映画化!!★ 主演:ブラッド・ピット 監督:デヴィッド・リーチ(『デッドプール2』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』) 邦題:『ブレット・トレイン』(原題:BULLET TRAIN) ★英国推理作家協会賞(CWA賞)翻訳ミステリー部門 ショートリスト作品(最終候補作)(英題『Bullet Train』) 殺し屋シリーズ累計300万部突破! 東京発盛岡着、2時間30分のノンストップエンターテインメント! 到達点幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。 小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の! 『グラスホッパー』『AX アックス』に連なる、殺し屋たちの狂想曲。
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