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777 トリプルセブン (角川書店単行本)

777 トリプルセブン (角川書店単行本)

伊坂 幸太郎

KADOKAWA / 2023-09-21

累計読者数16
平均ハイライト数 14.5件/人
推定読了時間 約4時間11分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 16%

この本について

人と比べて落ち込んだり、足りないものばかり数えてしまったり、焦りの正体がよく分からないまま日々が進んでいくことってありますよね。僕もよくそうなるのですが、『777 トリプルセブン』を読んでいると、そのモヤモヤに少しだけ風が通る感じがありました。物語としてはスピード感のある伊坂幸太郎作品らしい展開なのに、ところどころで「自分の生き方とか価値観の癖」をふと振り返らされるんです。 特に残ったのは、誰かと比較して不幸が始まる瞬間の話や、「梅は梅になればいい」というあの軽やかな価値観でした。優越感や劣等感に振り回される構造を、物語の中で自然に示してくれるので、説教っぽさがないのに妙に納得してしまいます。また、登場人物がときどき口にする、運との付き合い方や、焦りで判断を誤る場面は、自分の仕事の癖にもつながってきて、ああ、こういうときって結局「落ち着いて最善を尽くすしかないんだよな」と思わされました。 それから、物語の裏で何度も示される「誰かの大変さは分からない」という姿勢も好きでした。無理に理解しようとせず、でも完全に突き放すわけでもない距離感が、現実の人間関係にも使えるんですよね。 物語としての面白さはもちろんありますが、それ以上に、生き方の視点をちょっとだけ整えてくれる一冊でした。 他人軸で疲れやすい人、つい自分を責めてしまう人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

あの世界で一番不運な殺し屋が、また騒動に巻き込まれる——。『マリアビートル』では新幹線から降りられなかったが、今度は東京の超高級ホテルから出られない……!? 伊坂幸太郎、2年ぶりの完全書き下ろし。殺し屋シリーズ最新作。
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