
新史 太閤記(上)(新潮文庫)
司馬 遼太郎
累計読者数3
平均ハイライト数 27件/人
star総合評価 65/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事で「自分の動きは合っているのか」と迷うときがあります。成果を出したい気持ちはあるのに、周りの温度感や組織の事情を読むのがむずかしかったり、逆に頑張りすぎて浮いてしまったり。自分の努力の方向が正しいのか、ふと立ち止まりたくなる瞬間です。 『新史 太閤記(上)』を読んでいて思うのは、秀吉という人間がその迷いを抱えながらも「どう動けば通用するか」を自分で探し続けていたことでした。調略も情報収集も、命じられたからではなく、必要だと感じたから自分で拾いに行く。しかも、その暗さを悟らせまいと、呑気でとんまな人物を演じ続ける。努力だけでなく、努力の“見せ方”まで含めて仕事にしている感覚が、現代にも妙に刺さります。また、扱いづらいほど欲がなく、報酬より「仕事そのもの」に賭けていた姿勢は、評価軸を外側に置きすぎてしんどくなる自分を少し楽にしてくれます。 個人的には、秀吉が自尊心を必要な場面だけ凍結して、目的のために振る舞いを選び直すところがいちばん現実的でした。人たらしの天才というより、状況を読む力と、演じ切る覚悟の積み重ね。組織で働く自分にも置き換えやすいんですよね。 「成果と人間関係の間で揺れやすい人」に特に届く一冊だと思います。
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多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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