
一流の人をつくる 整える習慣
小林 弘幸
KADOKAWA / 2015-06-11
この本について
仕事が立て込んでくると、気持ちも体もバタついて「なんで今日はこんなに調子が悪いんだろう…」と落ち込むことがあります。ミスに引きずられたり、他人の機嫌に振り回されたり、通勤の数分でさえ余裕がなくなったり。自分でも理由がよく分からないままコンディションを崩してしまう、あの感じです。 この本は、そこで気合いや根性ではなく、「自律神経の扱い方」という視点を差し出してくれます。読者が保存した抜粋を見る限り、刺さっているのは派手な成功論ではなく、ほんの小さな行動で流れを立て直す具体性でした。たとえば、通勤をゆっくり歩くだけで朝の乱れが防げること。相手のバックボーンを想像するだけで心のざわつきが落ち着くこと。曖昧な目的で動くとストレスが増えるから、飲み会でさえ「今日は嫌われないため」と決めて参加したほうが楽になること。どれも当たり前に見えますが、忙しいときほど忘れがちな視点ばかりです。 僕自身、調子が悪い日に流されることが多いタイプなので、「悪い状態こそ上書きできる」という考え方はかなり救われました。ミスをメモしておくとか、翌日の流れをリアルに書き出しておくとか、やること自体は地味なのに、翌日のパフォーマンスがぜんぜん違うんですよね。特に「締め切りに追われた時間は質が落ちる」という一文は、身に覚えがありすぎて耳が痛かったです。 派手な変化より、日常のコンディションを少しずつ整えたい人に向く本だと思います。忙しさに飲まれて、自分のリズムを取り戻したいときの、ひとつの手がかりになると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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