
岳飛伝 六 転遠の章 (集英社文庫)
北方謙三
集英社 / 2017-04-25
累計読者数3
平均ハイライト数 9.3件/人
推定読了時間 約4時間49分
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 69%
この本について
最近、仕事でも人間関係でも「自分の力だけでなんとかしようとして、気づけば疲れ果てている」という話をよく聞きます。僕自身も、判断を誤るのが怖くて細部まで抱え込み、眠りの浅いまま朝を迎えることがあります。そんな時に『岳飛伝 六』を読むと、戦や政治という極限の世界なのに、登場人物たちが驚くほど僕らと同じことで迷っているのだとわかり、少し呼吸がしやすくなるんです。 刺さるのは、まず「上に誰もいない不安」を抱えた者の揺れです。責任が重くなるほど自由になり、同時に落ち着かなくなるあの感覚が、そのまま言葉になっている。さらに、部下をどう信じるか、どこまで自分が背負えばいいのかという葛藤も丁寧に描かれていて、読みながら「完璧である必要はないんだな」と思えてくる。そして何より、彼らが悩みながらも少しずつ他者を見る視点を変えていく姿が、自分の日常にも持ち帰れるんです。民を単なる集団ではなく「ひとり」に戻していくように、仕事でも相手を個人として見直せる余白が生まれます。 誰かを率いる立場にいながら、実は自分の弱さに戸惑っている人に刺さる一冊だと思います。壮大な歴史物語なのに、読み終えると不思議と今の自分の足元が少しだけ整う、そんな巻でした。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
金軍・兀朮と呼吸を合わせたかのように戦を停止し、本拠に戻った岳飛。一方、呉用は宣凱に「岳飛を救え」と言い遺していた。梁山泊が救出に動き始める。ようやく臨安府に赴いた岳飛は、帝に拝謁後監禁されてしまう。独立軍閥を貫く姿勢が、宰相・秦桧の国造りにおける理念と衝突する。ついに、岳飛に死罪の処断が――。シリーズ前半、最大のクライマックスを迎える緊迫の第六巻。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要









