
サイコパスの真実 (ちくま新書)
原田隆之
累計読者数10
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star総合評価 60/100
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この本について
人間関係で「どうしてこの人には話が通じないんだろう」とか、「普通の前提がまったく共有できていない気がする」と感じるとき、相手の性格の問題にしてしまいがちですが、内側ではもっと別の仕組みが動いているのかもしれません。自分の経験だけでは説明できない相手に出会ったとき、この本はけっこう冷静さを取り戻させてくれました。 特に刺さったのは、サイコパスを“特殊な怪物”としてではなく、脳と気質の偏りとして淡々と描いているところです。生育環境だけでは説明できないこと、痛みや怒りの感じ方がそもそも違うこと、そして表面的な魅力と自己中心性が同居する理由。いずれも日常で出会う違和感を言語化してくれて、無理に「理解しよう」と力む必要がないんだと少し肩の力が抜けました。また、リーダーシップや組織と結びつけて語られているので、単なる“怖い話”で終わらず、距離の取り方を考える材料にもなります。 誰かを一方的に断罪する本ではありませんが、「身近な人の言動に説明のつかない不気味さを感じている人」には、静かに効く一冊だと思います。自分の感覚を守るための基準が、一段クリアになる感覚がありました。
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出版社による紹介
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