
東大卒、農家の右腕になる。――小さな経営改善ノウハウ100
佐川 友彦
ダイヤモンド社 / 2020-09-01
累計読者数7
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約6時間44分
star総合評価 58/100
trending_up後半加速型
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この本について
仕事でも私生活でも、「状況が複雑すぎて判断が追いつかない」ときってありませんか。条件が多すぎたり、例外がポロポロ出てきたり、過去の資料と現実がズレたり。頭では整理したいのに、現場に出ると一気にカオス化するあの感覚、けっこうしんどいですよね。 この本を読んで印象的だったのは、農業という一見シンプルに見える世界の裏側に、想像以上の“変数の多さ”があること。そして著者がその混沌に巻き込まれながら、少しずつ「どう整理すれば現場がラクになるか」を自力で掘り当てていく過程でした。たとえば、品種×商品×等級だけで数百通りのパターンがある接客の混乱を、状況を分解して扱いやすくする視点に変えるところ。人の習慣や思い込みを“変数”として見直し、やみくもに頑張るのではなく、仕組み側から環境を整える発想に切り替えるところ。読みながら「自分の仕事にもそのまま当てはまるな」と何度も感じました。 華やかな成功談ではなく、現場で右往左往しながら、現実的に改善していく姿が続きます。だからこそ、判断に迷いやすい人や、複雑な業務を抱えて疲れている人にしっかり届くはずです。効率化の話というより、混乱をどう“扱える状態”に変えていくかを教えてくれる本でした。こんがらがった仕事を前に、立ち止まって深呼吸したい人に向いています。
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出版社による紹介
第一部は、東大→外資系企業→ITベンチャーを渡り歩いた著者が、「畑に出ない農家の右腕」として栃木県の「阿部梨園」を再生させるストーリー。第二部は「小さな農家」が今までのやり方を守りながら変えていくための経営改善手法を100こ集めた農業実務書。ありそうでなかった、「農家のための経営書」です。
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