
負ける技術 (講談社文庫)
カレー沢薫
累計読者数8
平均ハイライト数 13.1件/人
推定読了時間 約6時間43分
star総合評価 63/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 74%
この本について
人に頼るのが苦手だったり、誰かの成功を見ると妙に落ち着かなくなったり、周りと比べて「自分、こんなはずじゃなかったんだけどな」と小さく落ち込む瞬間ってありますよね。うまくいっていないわけじゃないのに、日常のどこかで自分だけズレている気がして、妙な居心地の悪さを抱えてしまうことがあると思います。 カレー沢薫さんの『負ける技術』は、そのズレを力づくで直す本ではなくて、「まあ人間ってだいたいこんな感じだよね」と肩の力を抜いてくれる一冊です。たとえば、調子に乗った人が叩かれる日本の風景をあっさり描く斜めの視点や、チームプレイに馴染めない孤独感を“あるある”として扱う姿勢に、妙に救われます。普通でいたいけど普通にもなれない感じ、何もなかった青春へのコンプレックス、人に頼るだけで負い目を感じてしまう癖……こういう「言いづらい弱さ」を、笑いに近い温度で扱ってくれるのがありがたいんです。 読んだあとに劇的に変わる、というより、自分の不器用さをそのまま抱えたままでも日常に戻れる感覚が残る本です。無理に前向きにならなくてもいいし、勝者にならなくても生きていける、というより、むしろ“負けている時間”のほうが人間らしいのかもしれないと視界が少しだけ変わります。 普通に馴染めなかった経験を持つ人、うまくいっているフリに疲れた人にはとくに刺さると思います。
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多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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出版社による紹介
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