
怖くて眠れなくなる植物学
稲垣 栄洋
PHP研究所 / 2017-07-14
累計読者数7
平均ハイライト数 29.3件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 73/100
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この本について
仕事でも日常でも、「なんでこんなに思い通りにいかないんだろう」と立ち止まることがあります。頑張って整えたつもりでも、環境が変わればまた振り出しに戻るような感覚。自分の“耐性のなさ”や“揺らぎ”ばかり気にしてしまう時期ってありますよね。 『怖くて眠れなくなる植物学』を読んで感じたのは、植物の世界はそんな人間の感覚とはまったく違うルールで動いているということです。たとえば、傷つけばカルスという未分化の細胞をつくって再生を始めてしまうし、個体という概念さえ曖昧なヒガンバナのように、永遠に近い時間軸で生き続けるものもいる。「そもそも生命って、こんなに形が自由でいいんだ」と思わされる瞬間が何度もありました。自分の変化のスピードや生き方に対して、少し距離が置けるようになる本です。 人間は揃うことを求めがちだけど、植物は揃わない方を選ぶ。汚れた環境でこそ力を発揮するホテイアオイのように、「正しい環境」に縛られない生き方もある。そんな視点の転換が、今の自分にけっこう効きました。 自分のペースで生きたいけれど、どうしても比べてしまう人に刺さる一冊だと思います。
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出版社による紹介
読み出したらとまらない、おそろしい植物のはなし。この世の中は、植物で覆い尽くされ、植物を中心に生態系が作られています。その仕組みの巧みさ。植物はどのようにして、複雑な生態系を作り上げたのでしょうか。昔から、人々は植物をさまざまに利用してきました。しかし、人間が利用してきたかのような歴史を振り返ってみると、人類は常に植物に翻弄され続けてもきたのです。人間は自分たちこそが万物の霊長なのだと信じています。しかし、もしかするとすべては植物の思惑どおりなのかも知れません。自然の営みも人間の営みも、植物たちに仕組まれたことなのかも知れません(「おわりに」より抜粋)。 ○本書の目次より/超大国を作ったイモ/トウモロコシの陰謀/除草剤で枯れないスーパー雑草/バブル経済を引き起こした花/人食い植物の伝説/植物に感情はあるか?/幽霊は柳の下に現れる/共生の真実/操られしもの/アインシュタインの予言…… 【PHP研究所】
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