
岳飛伝 十四 撃撞の章 (集英社文庫)
北方謙三
集英社 / 2017-12-19
累計読者数4
平均ハイライト数 18.8件/人
推定読了時間 約4時間58分
star総合評価 61/100
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この本について
仕事でも人生でも、自分の「これでいいのか」に踏ん切りがつかない時ってありますよね。やるべきことは見えているようで、実は余計なものに振り回されていたり、正しさがひとつに決めきれなかったり。僕もよくそこで止まってしまいます。 『岳飛伝 十四』を読んで刺さったのは、登場人物たちがその迷いをごまかさずに歩いているところでした。たとえば、夢は届かないと知りながら、それでも向かい続ける姿勢。あるいは、能力を搾り出されて刃が鈍ってしまう現実を、そのまま受け止める視点。そして、村にとっての正しさと、ひとりの人間にとっての正しさが食い違う時に、それでも目の前の生活から判断しようとする態度。どれも大げさではなく、日々の選択にもそのまま地続きでした。 この巻の良さは、強さの話をしているようで、その裏に「余計なものを削るだけで、人はこんなに変わるのか」という静かな気づきがあることだと思います。立派な生き方を示されるというより、自分の中の迷いが少し整理される感じに近いです。 ひとことで言えば、「選択に正解がない状況でも前に進みたい人」に刺さる一冊です。
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出版社による紹介
岳飛と秦容は、本格的な北進を前に戦略を練り、激しい調練を繰り返していた。中華統一の野望を抱く金の海陵王は、臨安府を狙い進軍するが、南宋軍の程雲に敗れる。十三湊で王清と再会した李俊はついに絶息する。岳飛は投降してきた辛晃の首を刎ね、秦容と南宋に侵攻を開始する。そんな中、史進から“吹毛剣”を届けられた胡土児は、兀朮より北辺に赴くことを命じられた。初志貫徹に挑む第十四巻。
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